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天保の大飢饉 [古文書]

豊岡藩文書 1833~1839年の天保の大飢饉。この未曾有の危機に但馬の時の為政者がどうたちむかったかの貴重な資料が発見された。

 発見されたのは養父市で江戸時代の私塾「立誠舎」のふすまの下張りに使われていた紙から。豊岡市立出土文化財管理センターの調査によって、この古文書が「飢饉救援の豊岡藩文書」であることがわかった。

 天保7年(1836)の文書で豊岡藩が困窮する住民に炊き出しをしたり、緊急雇用事業を実施したことが記されている。

(朝日新聞但馬地方版、11月19日付より)


 現代も別の意味で「大飢饉」が進行中である。耕作できる豊かな農地が次々放棄され、「食料をつくらない」但馬になりつつある。また派遣切りや非正規雇用の横行で若者のはたらく場も奪われつつある。江戸時代のように雇用の確保に全力をあげねばならいない行政当局自体が職員の「人減らし」を実施する。

 われわれはもっと歴史の教訓に学ぶべきであろう。
タグ:古文書
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