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奈佐太郎正高 [村岡の先人]

兎塚(うづか)に伝承する由来によると

 昔、森脇という村の大池に人を襲う大蛇が棲んでおり、村人は困っておりました。これを聞いた帝は奈佐太郎正高という人に大蛇を退治するよう命じました。正高が大蛇退治におもむくと、兎伏野に棲む三匹の古兎が邪魔をしたので、まずこの三匹を先に退治してから、大蛇を退治しました。この後、三匹の古兎が化けて出て村人を困らせたので、兎の霊を静めるため三つの塚を建てて祀りました。このときから、この地方を兎塚(うづか)とよぶようになったといわれています。


 上記は香美町村岡区にある、「道の駅ハチ北」にある「兎塚探訪マップ」にある由来書である。地名の由来が丁寧に書かれていて興味深い。確かに周辺に史跡・古墳が豊富にあるようだ。兎塚が近くにあるとのことなので探してみたが、よくわからなかった。代わりに八幡山古墳に登ってみた。

兎塚探訪マップ.jpg 八幡山古墳.jpg

 大蛇や竜と退治する話は洪水・氾濫とのたたかいという解釈もあって各地に残るが、これに兎がからんでくるとは珍しい。どのような解釈がなりたつのか、よく調べてみたい。

タグ:古墳 伝説
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