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史跡・生野銀山 [生野の先人]

生野銀山.jpg 21年度「但馬ふるさとづくり大学」第2回講座は「史跡・生野銀山」であった。
 この史跡は昨年「但馬先人史跡探訪会」で視察済であったが、内容を「但馬人物誌」に反映させることはできなかった。
 今回は現地のボランティアガイドさんがついてくれて、詳しい説明を聞くことができたので、たいへん勉強になった。とりわけ前回はあまりのハードスケジュールに根をあげて見ることをしなかった「露天掘り」の現地を視察できたことは収穫であった。
 また前回はうっかりと気づかなかったが、明治期に生野銀山が近代的鉱山に生まれ変わる際にフランス人鉱山技師の貢献があったとのことで、資料館に展示がある。貴重な先人の苦闘の記録である。詳しく調査して機会があればいずれ紹介したい。
 露天掘りの現場を観光施設としているところは全国的にも珍しいそうだ。たいてい深い山の中にあり、坑道までは見せても、露天掘りまではなかなか見れないそうだ。
 また石見銀山跡は世界遺産に指定されたが、それより規模の大きい生野はなぜ指定されなかったかというと、石見銀山は昔の坑道跡や昔の町並みが比較的よく保存されているが、生野は明治期に近代化したので、規模は拡大したが、昔の跡は石見銀山ほどは保存されていない、近代化がかえってあだになっている、とはガイドさんの話であった。
 生野銀山のボランティアガイドを依頼するには事前に予約してください、とのことであった。ただ見て回るだけでなく、要所要所で説明してもらえるので、このボランティアガイド制度はぜひ、多くの人に活用していただきたい。
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